2016年2月25日木曜日

重度の障害者も人材なの!?

国会でも労働力のアンバランスが問題になって来ました。生活弱者に対するセーフティネット。社会保障費を削減したり、大増税を行うたびに聞かされる言葉ではないでしょうか。生活弱者って誰ですか。高齢者でも高額な年金を受け取って、悠々自適な生活を送っている人が大勢います。一方で年収が2200万円に満たない“貧困層”と呼ばれる若者も数多くいます。生活保護の受給者や自己破産した人たち。社会の格差は広がるばかりです。特にこの国は、高齢者と障碍者を“人材”として見て歯いません。適当な年金を宛がっておけば良い、役に立たない者たちだと考えている様です。
障害者雇用の義務化も有名無実で、重度の障害者は書類審査で真っ先に落とされます。企業の側の考える障害者は、「障害者手帳を持っている、極めて健常者に近い人」なのでした。重度の障害者はまるで眼中にありません。
高齢者の場合も同じです。否、この国では47歳を過ぎると高齢者なのです。ご存知でしたか。47歳を過ぎると、公務員の採用試験を受ける事ができません。これは完全なる年齢差別。エイジハラスメントと言えるでしょう。
これから先、どんどん人手不足が深刻化していくそうです。まずは、高齢者でも重度の障碍者でも、実力に合った雇用に機会を得られるよう法整備が必要でしょう。生活弱者って誰ですか。誰が作り出してしまったのでしょうか。働きたくても、働かせて貰えない。能力があっても、発揮する場がない。そう言うマイノリティーの言葉に、耳を傾ける“誰か”がいて欲しいものです。

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