2015年2月9日月曜日

「転校」に「いじめ」で学んだことは…。


いじめられた経験のないコメンテーターのセリフって、ほんとに説得力がないなって感じます。頭で考えて解る事ではないからす。

 

最初の転校は小学4年生の二学期でした。

 

言葉(なまり)の違いが第一の壁でしたね。何かを口に出す度に、いちいち発音を指摘されて…。気が付けば、必要なこと以外は話さない子供になっていました。

 

でも、一番つらかったのは「絶対家族に離せない」ことだと思います。あるんですよね、子供には子供なりのプライドが。それに猛烈に唯我独尊な父親から辱められる事も恐れていたように思います。たぶん、思い切って話してみても何一つ解決はしない。それどころか、情けない人間だと、更にみじめにさせられると分かっていたに違いありません。

 

責められるのは結局のところ自分自身しかないんです。何せ「いじめている側」は数も多く、必然性を演出する事に長けている連中だからです。先生たちが気付かないのも無理はありません。テレビドラマの世界とは異なって、子供たちの現実の世界でのいじめの首謀者は…

 

成績優秀で見た目も可愛いアイドル的な男の子か女の子

スポーツ万能でトークも抜群なクラスの人気者

 

たちです。大抵はこのどちらかなのです。目撃しているクラスメイトも、止めるどころか、ゲームのノリでそれに加担してしまう。何せ相手は先生からの評価の高い、「善」にしか思えない凄腕のプレイヤーだからです。みすぼたしく映る異質な存在には、到底支援してくれる仲間など現れません。

 

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